園長 ご挨拶
園長 ご挨拶
日頃より本園の幼児教育活動に対し多大なるご支援をいただき誠にありがとうございます。
さて最近、「少子化」による社会現象が様々な弊害を起こしているようで、具体的には全国的に幼稚園・こども園・保育園の入園児数が減少してきており、園の定員割れが顕著になってきており、それに伴い「園施設の閉鎖や統合」「幼稚園教諭の確保難」、そして「保護者の選択肢の増加とそれに伴う競争の激化」などが挙げられます。また、子どもたちの教育環境にも影響が出てきており、子ども同士の交流機会の減少や親の過保護などが見られるようになってきました。
これらの状況を鑑み文部科学省では「幼児教育」の見直しがなされており、集団教育ではなく個別教育に主眼を置く事が重要と考えられ、以下のような点について配慮するよう指導がなされました。
【遊びを中心とした生活】
子どもたちの自発的な活動としての遊びを大切にし、その中で様々なことを学び、成長していくことを目指す。
【子ども一人一人の発達を尊重】
子どもの発達段階や特性に合わせた指導を行い、個々の成長を支援する。
以上のような指導に基づき、子どもたちの成長を促し、豊かな人生を歩むための基礎を築く重要な指針となるため、子どもたちの発達段階や特性に合わせた指導を実践し、子どもたちの豊かな成長を支援していく事が必要と考えます。
そこで本園では、令和7年度の目標として「令和の幼児教育」というタイトルから「主体的な子どもたちの取り組みの推奨」という目標を掲げました。これは、今までの園提供型の幼児教育活動から園児主体型の幼児教育活動への転換を図りたいと考え、具体的には「遊び」を通した活動を実践する事で「遊び」から「学び」や「気づき」が得られるようにしていきたいと考えております。
そこから、園児らの心や行動を理解することで、その成長を援助し、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培う事が肝要であり、そこから新しい「学校法人清風学園」を、そして新しい「あけぼの幼稚園」を目指し、新しい幼稚園づくりに継続して邁進していきたいと考えておりますので、皆様のご支援とご協力の程よろしくお願いいたします。
第7代目 あけぼの幼稚園長 沓澤弘武